福井県副知事:不登校児は「不良品」と暴言(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
福井県副知事:不登校児は「不良品」と暴言(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
福井県の山本雅俊副知事が10月15日に福井市であった「第60回東海北陸ブロックPTA研究大会」のあいさつで、不登校児を不良品に例える発言をし、西川一誠知事から注意を受けていたことが1日分かった。
山本副知事は知事代理として出席。自らの企業経験に触れながら、「東海北陸6県の生徒数は120万人で、そのうちの1万4000人は不良品」と述べた。質疑の時間に、怒りを表す出席者もおり、主催の日本PTA全国協議会関係者も不穏当な発言と抗議、山本副知事は「総合的対策が必要との趣旨での例えだったが、不適切だった」などと釈明した。
発言を巡り、インターネットの同大会掲示板に「非常識極まりない」「不登校で悩んでいる家族の心をどれほど傷つけたことか」など非難の声が多く寄せられ、福井県に抗議する関係者もいた。西川知事は「説明が十分至らなかったために真意をお伝えできなかったものと思います」などと応え、知事が副知事に口頭で注意した。山本副知事は、デンソー常務や化学会社デュポンの日本法人社長を歴任。行政経験のない民間出身の副知事として昨年8月に就任した。