「日本消費者協会」って何?

食育「基本法制定しても、認知度はまだまだ−−内閣府の全国調査」(MSN-Mainichi INTERACTIVE)

◇“食育”ってなんのことですか?−−5割
「食育」について5割近くの人は言葉すら知らない−−。内閣府が実施した調査でこんな結果が出た。食を生きる基本と位置づけ、健全な食生活を育(はぐく)もうと今夏、食育基本法が施行されたが、理解はなかなか進んでいないようだ。
全国の成人3000人に尋ね、1626人から回答を得た。「食育」という言葉や意味を知っていたかの問いでは「言葉も意味も知っていた」人は26%。「言葉は知っていたが意味は知らなかった」が27%、「言葉も意味も知らなかった」が47%にのぼった。
一方、食育への関心は「ある」が32%で、「どちらかといえばある」を含めると7割。ただ「食育に関する活動や行動をしているか」は、している人としていない人が二分された。していない理由は「他のことで忙しい」が36%で最も多かったが、「食育についてよく知らない」が31%で2番目。関心はあっても何をしたらよいか分からない人も、少なくないようだ。
日本消費者協会が冊子
日本消費者協会は「食育の急所〜家庭と学校で何を教えるか」を発刊。食教育の実践例や親子で食と農を楽しむ方法などを紹介、解説している。A4判、40ページ。500円。希望者は郵便小為替か切手を同封し、〒101−0061 東京都千代田区三崎町1の3の12水道橋ビル9F、日本消費者協会「食育」係(03・5282・5311)へ。