大臣経験者が「不勉強」とは

久間長官「不勉強だった」 イラク戦争発言を撤回(asahi.com 2006年12月08日(金))

久間防衛庁長官は8日午前の記者会見で、米国の対イラク開戦を支持したのは政府の公式見解でなく、小泉前首相の個人的見解だとした7日の国会答弁について「私の不勉強で、閣議決定を見過ごしていた。公式(見解)でなかったというのは私の間違いで認識不足だった」と述べ、発言を撤回した。ただ、久間氏自身が開戦を支持するかどうかを問われると、「あまりそういう気持ちがない」と語った。
米国の開戦について、久間氏は「早まったのではないかという思いが、その時もしていた。個人としては今でもそう思っている」と改めて疑問を示し、「もう少しいい方法があったのではないか。終戦の処理の仕方をもう少し詰めておくべきだった」と述べた。
久間氏は、政府は03年3月20日に「武力行使を支持する」との首相談話を閣議決定しており、イラク戦争支持は政府の公式見解だったと修正。7日の答弁について「(自衛隊イラクに)戦争を支持するために、米軍を支援するために行っているのではないと強調したかった」と述べた。