謝罪するようなことを言ってしまうハズカシイ知事

上田知事が「人殺し」発言で謝罪 県に意見786件(asahi.com 2007年4月3日(火))

埼玉県の新規採用職員の就任式で「自衛官は人殺しの練習をしている」と発言したことについて、上田清司知事は3日、「自衛隊関係者に不快な思いをさせ、心から申し訳ない」と謝罪した。発言について、埼玉県庁には電子メールなどで計786件の意見が寄せられた。「言葉が軽率」「元自衛官だが、これ以上の侮辱はない」などほとんどが批判的な意見で、支持する意見は数件だった。
上田知事は定例会見で「極めて誤解を招きやすい表現で、自戒する」「自衛隊、警察関係者に心から申し訳ない」と話した。前日に「殺傷とかそういう言葉を使えば良かった」と訂正したことについても、「適切ではなかった」とし、「『平和を守るための厳しい訓練』という表現が妥当だった」と再び訂正した。
上田知事は2日の就任式で、「自衛官の人は、平和を守るために人殺しの練習をしている。警察官も、県民の生命や財産を守るために、人を痛めつける練習をする。だから我々は『偉い』と言って褒めたたえなければならない」と話した。
県庁に寄せられた発言への県民や自衛隊、警察関係者からの意見は、3日午後5時現在、電子メール625件、電話159件、FAX2件。「自衛隊への無理解、言葉が軽率」「不適切な言葉以外の何ものでもない」など批判が大半で、「知事の真意は理解できる」といった好意的な意見は数件だった。