またもや二重計上「事務的ミス」

岩城官房副長官、会場費6万円を二重計上…「事務的ミス」(読売新聞 2007年9月10日(月))

岩城光英官房副長官参院福島選挙区)の2004年7月の参院選での選挙運動費用収支報告書と、岩城氏の関連政治団体「いわき光英を励ます会」(福島県浪江町)の政治資金収支報告書に、会場費など6万3000円が二重計上されていたことがわかった。
読売新聞の指摘を受け、岩城氏は10日、首相官邸で記者会見し、「励ます会側の事務的ミス」と釈明した。
二重に計上されていたのは、選挙期間中の04年6月30日に浪江町の結婚式場で開いた個人演説会の会場費など。二つの収支報告書に、同じ日付や金額、支出先が記載されている。
岩城氏らによると、会場費は、励ます会の会計責任者を務める浪江町議がいったん支払い、後から同額を岩城氏の選対事務所が町議に払った。領収書は、選対事務所が町議から受け取って保管していたが、保存義務のある3年が過ぎたため廃棄したという。
岩城氏は、「(励ます会が)領収書のコピーを添付し、収支報告を行ったようだ。ミスなので、訂正するよう話をした」と説明。町議は取材に対し、「3年前のことで細かいことは覚えていない」と話している。



岩城官房副長官、6万3千円を二重計上 「勘違いした」(朝日新聞 2007年9月10日(月))

岩城光英官房副長官参院福島選挙区)は10日、04年の政治資金収支報告書と選挙運動費用収支報告書に6万3000円分の経費が二重に計上されていたことを公表した。岩城氏はすでに、50万円分の「パーティー券収入」について項目の記載ミスを理由に収支報告書を訂正している。岩城氏は記者会見で「残念に思う。こういったミスが起きないよう徹底したい」と話した。
岩城氏によると、04年の参院選の際に、福島県浪江町政治団体「いわき光英を励ます会」が主催した個人演説会の会場費6万3000円を、会計責任者の男性が立て替えた。この6万3000円が、04年の岩城氏の「選挙運動費用収支報告書」と、同年の「励ます会」の収支報告書に二重に計上されていたという。
岩城氏は「会場費の領収書コピーを他の領収書のコピーと交ぜて保管していた。勘違いして計上した」と釈明した。