今日の記事

『国旗国歌嫌いなら辞めるしかない』 教員不起立問題で知事(東京新聞 2009年7月2日(木))

上田清司知事は一日の県議会で、県立高校の入学式や卒業式で国歌斉唱時に起立しない教員がいることについて「日本の国旗国歌が嫌いというような教員は辞めるしかないんじゃないか」と発言した。吉田芳朝県議(民主党無所属の会)の一般質問に答えた。
上田知事は「国旗を揚げ国歌を歌うのは当然のことで、そういうルール。式典のルールに従い模範を示さなければならない教員が模範にならないようではどうにもならない。そんなに嫌だったら辞めればいいんじゃないの」と述べた。
上田知事は答弁後、記者団に「基本的には国旗国歌というより、ルールに従わない人が人々を率先垂範できない」と話した。
共産党県議団は「思想および良心の自由を定めた憲法の規定に抵触しかねない重大な発言で、直ちに撤回すべきだ」とのコメントを出した。(萩原誠



国歌に起立しない教員「辞めるしかない」上田清司知事(産経新聞 2009年7月2日(木))

埼玉県の上田清司知事は1日、入学式など式典の国歌斉唱の際に起立しない教員について、「日本の国旗や国歌が嫌いだという教員は、辞めるしかないのではないか」と述べた。6月定例県議会で吉田芳朝県議の一般質問に答えた。
教育委員会によると、式典で国旗掲揚と国歌斉唱を生徒に指導することは、学習指導要領で定められている。だが、平成20年度の卒業式の際、県立高校と特別支援学校計10校で、国歌斉唱の際に起立しない教員がいたという。
上田知事は答弁で、こうした教員のいる学校名を公表すべきとの考えを示した上で、「ルールに従い模範を示すべき教員が、模範にならないようではどうにもならない」と述べた。
ルールを守らない教員への処分に関しては、県議会終了後の報道陣の取材に対し、県教委で判断すべきとの考えを示した。



「国歌嫌いは辞めるしかない」 教員不起立で埼玉県知事(共同通信 2009年7月1日(水))

埼玉県の上田清司知事は1日の県議会本会議の一般質問で、県立学校の式典で国歌斉唱時に起立しない教員について「教員が模範にならないようでは、どうにもならない。国旗、国歌が嫌いな教員は辞めるしかないんじゃないか」と答弁した。
上田知事は「自国を愛せない人は他国でも尊敬されない。国旗を掲げ国歌を歌うのは当然だ」とした上で「県教育委員会が判断することだが、(不起立の教員がいる)学校名を公表するべきだと思う」と述べた。
県教委によると、卒業式で起立しなかった教員がいた県立高校などは2007年度に計15校、08年度には計10校だったが、懲戒処分を受けた教員はいないという。



「国旗・国歌、嫌いなら辞めよ」=起立しない教員に−上田埼玉知事(時事通信 2009年7月2日(木))

上田清司埼玉県知事は1日の県議会本会議で、県立学校の式典で君が代斉唱時に起立しない教員がいることについて「式典のルールに従って模範を示さなければならない教員が模範にならないようでは、どうにもならない」と述べた。その上で「そもそも、日本の国旗や国歌が嫌いだというような教員は辞めるしかないのではないか。そんなに嫌だったら辞めたらいい」と強調した。
君が代斉唱時に起立しない教員がいることへの解決法を民主党県議からただされ、答えた。これに対し、共産党県議団は「思想と良心の自由を定めた憲法19条の規定をないがしろにするもので、700万県民の代表にふさわしくない危険な発言だ」とし、撤回を求める談話を団長名で発表した。