チンピラ化

ウチの目の前はけっこう交通量のある片側2車線の県道なのだが、今日は追突事故があった。


ドンっ!と大きな音がした後少しして「バカヤローっっ!」の声。
覗いてみると、どうも追突した側が前の車の運転席側のドアを開けてドヤしつけている。
普通に考えればよほどの事情がない限り追突した側の分が悪いのだが、どうもこういう場合、最初に大きな声をあげた方が有利、と考える輩が多いようだ。
今回はわかりやすい例だが、もっとビミョーな事故などの場合にはお互いが譲らないなんてことも多いだろう。


なぜ最初に、「ゴメンナサイ」は言えなくても、「大丈夫?」が言えないんだろう。
実は、首都圏に住んでいる身としては日常茶飯事のように、電車の中で、街角でこうした光景を見る。
肩がぶつかる、なんて類型的な場合のほか、混雑した電車の中で押された押し返したと言っては憤慨する、エスカレータの片側をあけてないと怒る・・・
たいていの場合、自分に非があろうがなかろうがまず、相手をなじるところから始まるのだ。


足の不自由な高齢者があわてて電車に乗り込んだとき、ホームとの段差に足を取られて車内に倒れ込んでしまったことがあった。
この時ぶつかりそうになったごく普通のサラリーマン風中年男性が発したのは「あぶねーじゃねーか、気を付けろっ!ったく・・・」


ついでに飛躍してしまうと、昨今の政治の場を始め、行政、企業でハズカシイ問題が発覚したとき、まず彼らは謝らない。
何とかして誰かのせいにしようとし、挙げ句の果てに「誤解があって真意が伝わらなかったとしたら遺憾」などとうそぶく。
大人が総チンピラ化して、こんな例を見せつけられたら子供がチンピラ化するのも当然じゃないか。


・・・


実は、例えばandyさんのところでの「ぱど厨」の話題あたりの話に何とかつなげたかったんだけど、書ききれない(;__)


また、今度ちゃんと整理して書こう・・・