教育を乗っ取ろうとする輩

国旗・国歌の強制、義務教育費の削減に続き、教科書も。


「つくる会」の歴史教科書、都立の中高一貫校で採択(asahi.com)

(前略)
都立養護学校で採用された01年、都教委には全国から「戦前の侵略戦争や植民地支配を肯定している」などと採択に反対する意見が多数寄せられた。今回も、市民グループが全国から集めた約2万8000人の署名を都教委に提出するなどの反対運動が起きていた。

どんなに署名が集まっても無視するだろう。


「つくる会」教科書:来春新設の一貫校で採択−−都教委(MSN-Mainichi INTERACTIVE)

(前略)
内館委員は「扶桑社は拉致問題を扱っていないが、どうなんですか」と委員会で述べ、米長委員は「(養護学校への)導入の時、健常者にふさわしいと採択が決まった経緯もある。この中高一貫校が伝統文化を重視するということと関係なく、一番いいと判断し、これ(扶桑社)にマルをつけた」と語った。
(後略)

養護学校への押しつけを「健常者にふさわしい」とスリ替える姿勢。


東京都が「つくる会」歴史教科書を採択(YOMIURI ON-LINE)

(前略)
採択時には大きな議論を巻き起こす「つくる会」の歴史教科書だが、すでに使用している学校現場で目立った混乱は生じていない。
中高一貫愛媛県立松山西中は昨年から、つくる会の歴史教科書を使い始めた。
(中略)
「生徒、保護者、教師からの苦情はない」。
(中略)
同県立の今治東、宇和島南の2校も「苦情や混乱はない」としている。
(中略)
つくる会の教科書への注文として各校が指摘したのは、「図が少ない」「物語風で面白いが、中学生には難しい」などだった。

「混乱はない」ことを強調したいらしい。


扶桑社の歴史教科書採択 中高一貫校に東京都教委(Sankei Web)

(前略)
この日の定例委員会では、投票結果を受けて委員が協議。内館氏は「記紀神話の記述で女の子が恥ずかしがるかもしれない描写がある」などと述べた。米長氏は「3年前、この教科書が一番良いという見解を出している」と強調。国分氏は採決の際、「戦争に導くような教科書ではない」と語った。
(後略)

「扶桑社」であることが大事らしい。


東京都の次は、どこになるだろう。