中待合い

市立病院の小児科*1には、診察室の前の通路にイスが置いた「中待合い」と呼ばれるものがある。診察順が次、またはその次までをそこで待たせる、というシステム。
今日は「次に呼びますから中待合いで待っていてください」と言われてから40分、待てど暮らせどお呼びが掛からない。それどころか、中待合いに待っていない人がどんどん呼ばれて入っていくので、待ちきれず妻が「まだ呼ばれてません」と声を掛けるとすぐ次に呼ばれた。
実は、このシステムについては以前から疑問に思っていたのだった。なぜ「中待合い」で待たなくてはならないか、観察と考察の結果、診察室から医師や看護師が呼ぶ声が、待合いでは届きにくい(または届かない)ので、わざわざ待合いに声を掛けに来るのが手間だ、というだけのことなんじゃないだろうか。
「中待合い」の弊害を挙げてみると、次のようになる。

  • 診察室での会話が(引き戸を1枚隔てているものの)ほぼ丸聞こえ
  • 狭い通路にイスを並べたために、車いすでの通行がしづらい、またはできない
  • せっかく中待合いで待っていても、上記のように忘れられていることがある
  • 中待合いは狭く、むずかる子どもがいるとかなり迷惑

この2日行っただけで、外来での医師も看護師も決定的に数が足りていないのが手に取るようにわかる。それだけに、こんなシステムも改善してもっとスムースに診察をしていけるように工夫する必要があるんじゃないか、と感じた次第。

*1:たぶん他の科でも大方は同じだと思う