県の姿勢に現場戸惑い(asahi.com / 2006年4月1日)

(前略)
「ひな人形、武者人形はいけないとか、男女共同参画名簿もそういう視点で出されたものだと思う。(導入して)わざわざ現場を混乱させなくていい」
県議会予算特別委員会で、上田知事は吉田弘県議(自民)の質問にこう答えた。その後の知事定例会見でも「混乱するなら無理に導入することはない」と述べた。
男女混合名簿は、02年に策定された県の男女共同参画推進プランで普及が掲げられた。現在は県内の公立学校の7割以上で導入されている。
(中略)
委員会で吉田県議は、「過激な性教育」にも言及した。自民党の「過激な性教育ジェンダーフリー教育の調査結果」をもとに「戸田市が主催する子育て講座で、頻繁に特定の団体の代表が講師となり、小学1年生から性器の呼称を教えようなどと話している」と指摘した。
(後略)

上田知事は元民主党議員のはずだが、県議会では自民党議員と大々的に連携しているもよう。県のプランも大幅に復古したいらしい。発言自体、実態をきちんと把握してのことかどうか疑われるような内容だ。すでに7割に普及しているものを、どうして名簿が男女に分かれていないと混乱すると言うのかサッパリわからない。
実は娘の小学校でも男女別の名簿のようだ*1。7割って、どの辺なんだろうね。

*1:名簿自体を見たことがないそうなので定かにはわからない、が、朝の出席確認は男が終わってから女、という順番だそうだ。