「ラララ科学の子」読了
- 作者: 矢作俊彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/09/25
- メディア: 単行本
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ストーリーとしては、構成も含めて中途半端に感じる。郷愁なんだかダンディズムなんだか、発散したまま終わってしまった。妻との関係についても、30年何も積み上げてこなかったことに気づいたのに、最後には結局その妻を取り戻すことからスタートするらしい。そこが拠り所というのがどうにも納得できなかった。
長い分だけ実のない印象は否めない。