「ラララ科学の子」読了

ららら科學の子

ららら科學の子

うーん。団塊の世代は結局あの頃にしがみつくってことなんだろうか。この世代とは一回り違うわけだが、「20世紀少年」とはやっぱり年代が違うなぁ、と思った。
ストーリーとしては、構成も含めて中途半端に感じる。郷愁なんだかダンディズムなんだか、発散したまま終わってしまった。妻との関係についても、30年何も積み上げてこなかったことに気づいたのに、最後には結局その妻を取り戻すことからスタートするらしい。そこが拠り所というのがどうにも納得できなかった。
長い分だけ実のない印象は否めない。