「時代にそぐわない条文として典型的なものは憲法9条」

海外に向かって勝手なことを息巻く。


首相、英米メディアに「任期中に改憲」 9条含め意欲(asahi.com 2006年11月1日(水))

安倍晋三首相は31日、米CNNテレビと英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューに応じ、「自民党総裁としての自分の任期は3年で、2期までしか務められない。任期中に憲法改正を目指したい」と述べ、憲法9条を含めた改憲に強い意欲を示した。首相就任後、具体的な改憲スケジュールに言及したのは初めて。
(中略)
任期中の改憲に意欲を示したことで、政権の政治目標として与野党の議論を加速させようとしたものだ。
この日のインタビューでは、改憲の理由として(1)現在の憲法は独立前に書かれた(2)60年たって時代にそぐわない条文があり、新しい価値も出てきた(3)自分たちの手で憲法を書くという精神が新しい時代を切り開いていく――の3点を挙げた。
その上で「時代にそぐわない条文として典型的なものは憲法9条。日本を守るとの観点、国際貢献を行っていく上でも憲法9条を改正すべきだ」と強調した。
(後略)



首相の主張する3点の理由について、一度国民と共に検証してみたらどうだろうね。現行憲法国民投票にかけて賛否を問う。世論調査とかそんな曖昧であやふやなものでなく。
そうすれば少なくとも現行憲法について国民がどう考えているかの一端は見えて来るんじゃないだろうか。それがどういう結果であるにせよ、その上で、例えば安倍氏の主張が国民的同意を得られるものかどうかもわかる。
教基法についてもその他の主張にしても似たところがあるが、こうした後ろ盾も何もなくこうした主張を繰り返すのは、著しく卑怯としか思えない。