北浦和西口「蕎麦 寶」
「蕎麦 寶」
午後出社なので昼食をとろうと駅舎から眺めていたら、すぐ線路脇に「手打ちそば」ののぼりがあるのを見つけた。ここは以前小料理屋、その前はラーメン屋だった場所。
入ってみると左手に狭いながらも2卓の座敷、目の前に8人掛けの大きなテーブルが一つ。入り口のすぐ右側が蕎麦打ちの場所になっている。12時少し前でお客さんはお坊様が一人きり。
ランチにはせいろに野菜のあられ揚げとご飯付きの「A」とご飯なしの「B」とがあって、それぞれせいろを2枚、3枚と増やすことができる。今回は「B」のせいろ2枚800円。
ちなみに、せいろ1枚だと600円、3枚だと1000円で、要はせいろ1枚200円ってことだ。コレはとてもお得。その他にかけそば700円、鴨せいろ1200円、「月桃」を練り込んだという月桃そばが800円、桜えびのかき揚げなどがある。沖縄の友達から送ってもらうという食材を使った一品料理もいくつか。
程なく出てきたそばは細く、瑞々しく光っていておいしそう。1枚の量もたっぷりある。あられ揚げは一口大の天ぷらで、グリーンアスパラ2個、茄子2個、かぼちゃ1個。薬味は刻み葱に練りわさび。
つゆを付けずに一口食べると、香りはそこそこだけど甘みが広がる歯ごたえがしっかりしたそば。きりっと冷えているのもいい。つゆは辛めだけどそばを邪魔しない、たくさん食べても飽きない味で、そば湯で割ると出汁の香りがいい。
1枚目、けっこうボリュームがある感じだけどペロリと食べた。2枚目はさすがにのび始めてしまうのだけれど、歯ごたえはしっかりしていてモチモチにならない。さて、3枚だとどうだろうなぁ。できれば時間差でそれぞれ出してくれるとおいしく味わえると思うけれど、それはそれで手間が掛かるだろうしなぁ。
店内は沖縄の音楽がかかっていてのんびりとした感じだけど、店主が沖縄の人なわけではないそうだ。
これはいいところが見つかった。今度は家族でぜひ来てみよう。
