山田洋行から献金を受けた上田知事

今のところ「献金を受けた」ということだけのようだが、裏金まで作ってバラ撒いていたというのだから、タダの献金と見てイイのかどうか。何か意図があって献金したけど、受けた側がその意図を受け取らなかった、ってことカモしれないけどね。


「今期、利益多いから」 知事に献金の山田洋行 99年3月(埼玉新聞 2007年11月2日(金))

上田清司知事は一日、衆議院議員時代の一九九九年三月に防衛商社「山田洋行」から政治献金五十万円を受けた際、宮崎元伸元専務の意を受けたという同社社員から「同じ九州出身で期待できる政治家。今期は利益が多いので気に掛けないでほしい」と説明があったことを明らかにした。
(中略)
宮崎元専務との関係については「九六年四月に東京都内の後援者を通じ、議員会館で昼食を取った」と説明。「後援会レポートを送ったり、年賀状を受け取ったりしている」と明かした。防衛をめぐるかかわりは「まったくない」とした。
(中略)
知事は「善意の寄付を善意に受け取った。今は事件性のある金とは思っていないが仮に裏金の一部とすれば、その時に対応を考える」と述べた。



朝日には他の記事が。


さいたま新都心開発 知事、高層化要請へ(朝日新聞 2007年11月1日(金))

さいたま新都心さいたま市中央区)に県とさいたま市都市再生機構が所有する「8―1A街区」(約2万4千平方メートル)の開発事業で、三菱地所新日鉄都市開発・大栄不動産のグループ「MNDさいたま」が県などとの優先交渉権者に決まった。
(中略)
同グループは、高さ約170メートルのビル建設などを提案しているが、県のシンボルとしてより高層のビル建設を求める意見も、依然根強い。
(中略)
同街区開発をめぐっては、県商工会議所連合会などの経済団体が、県の新たなシンボルとして、現在日本一の横浜ランドマークタワー(約296メートル)を上回る、高さ310メートルの高層ビルの建設を県や市に要望。県議会も9月定例会で310メートル級のビル建設を求める決議を可決した。
県などの公募に応じたグループの一つも310メートルのビル建設を提案していたが、事業運営上の判断から辞退。また、県商工会議所連合会の川本宜彦会頭は、公募案を審査する委員会の委員だったが、「310メートルのビルに思い入れがあった。この案がない以上、委員ではいられない」と委員を辞任した。
審査委員会の審査と、土地買い取り価格から、約170メートルのビルの建設を提案したMNDさいたまが優先交渉権者に決まり、県などと12月までに開発の基本協定を結ぶ。
しかし上田清司知事は31日の会見で、「高さをかさ上げするのは可能だと思う」と、同グループとの今後の協議で、ビルの高層化を求めていく考えを示した。川本会頭も「今の案では、知恵もロマンもない。引き続き、310メートルのビル建設を県などに求めていく」と話している。



誰の知恵だかロマンだか知らないが、せっかくの秩父奥多摩の眺めが今でも台なしだっていうのに、あんな場所にそんなとんでもないモノ建ててどうするの。しかも決まったのにゴネるってどういう了見だろうか。