岡田民主代表:多国籍軍参加の自衛隊、改憲で武力行使容認(MSN-Mainichi INTERACTIVE)

岡田民主代表:多国籍軍参加の自衛隊改憲武力行使容認(MSN-Mainichi INTERACTIVE)

民主党岡田克也代表は15日収録された朝日ニュースターの番組で、同党の憲法改正案に関連して、国連の要請に基づいて編成された多国籍軍に日本が参加する際には「場合によっては武力行使も含まれる」と述べた。同党の憲法改正案の中間報告では「国連の集団安全保障に参加する」との考えがすでに示されている。岡田氏の発言は多国籍軍での自衛隊武力行使を容認したもので、今後党内で論議を呼びそうだ。

岡田氏は現在の自衛隊イラク多国籍軍への参加については「(現行の)憲法を超えてやるのは、憲法を無意味にするから反対している」と述べ、イラク復興特別措置法に基づく自衛隊派遣に反対する従来の党見解に代わりはないことを強調。「それと憲法改正論議は全く次元の違う話だ」と述べた。

また集団的自衛権については「今の憲法9条の考え方に基づき、海外での武力行使には慎重であるべきであり、安易に認めるべきではない」と述べ、集団的自衛権の行使の容認に前向きな姿勢を示した小泉純一郎首相との違いを強調した。