呆れた数合わせ

造反組復党:安倍首相が了承 平沼氏を除く11人(MSN-Mainichi INTERACTIVE 2006年11月27日(火))

郵政民営化法案に反対し自民党を離党した平沼赳夫経済産業相ら無所属衆院議員12人の復党問題で、安倍晋三首相は27日の党役員会で、平沼氏を除く11人の復党を了承した。12人は同日復党願を党に提出したが、平沼氏は条件とされた郵政民営化に賛成する誓約書の提出を拒んだため、復党は見送られた。11人の復党は、来月4日にも開かれる党紀委員会で正式に了承される見通し。
安倍首相は役員会で、復党願とともに郵政民営化賛成などを確約した誓約書を提出した野田聖子元郵政相ら11人について「復党の条件を満たしており審査の手続きに入ってほしい」と指示した。誓約書には「郵政民営化を含む政権公約の実現にまい進する」「誓約に違反した場合は議員を辞職する」などの文言が盛りこまれているが、一部議員は「議員を辞職する」との表現を「自ら身を処す」と修正した。首相は平沼氏については「残念ながら条件に同意を得られていない」と述べ、審査の対象外とした。平沼氏は当面、無所属で活動する。
11人の復党で、自民党所属衆院議員は305人に増える。年内に復党すれば来年の同党への政党交付金は約2億5500万円増額する計算となり、早期復党を党が急いだ一因とみられる。今後は復党する議員の小選挙区での公認調整が焦点となる。落選組の処遇も課題となるが、来夏参院選に立候補する場合、復党を容認する意見も浮上している。【鬼木浩文】



造反組復党、民主・小沢氏「自民は何でもありの党」(YOMIURI ON-LINE 2006年11月27日(火))

野党各党は27日、自民党郵政造反組11人の復党を内定したことを一斉に批判した。
民主党の小沢代表は27日、大阪市で開かれた党大阪府連の会合で「自民党はその場その場で何でもありの政党だ」と強調した。鳩山幹事長も記者団に「自分の欲で動く政治家ばかりだ。選挙に負けるから戻っておいでよというのは党利党略そのものだ。次の国政選挙で国民が正しい判断をする大きな材料になる。衆院解散を要求すべきことだと思う」と語った。
郵政民営化に反対して自民党を除名された国民新党綿貫代表は記者団に「私にも我が党にも関係ないことだ」「(前首相の)小泉さんは郵政民営化は天下の一大事だと言ってやったが、本当にそうだったのか。この結末と合わせて考えれば、後世の人が批判するのではないか」と語った。