もういい加減に辞めたらどうだろう

赤城農相:退去後事務所費問題は「会計責任者の怠慢」(MSN-Mainichi INTERACTIVE 2007年7月21日(土))

赤城徳彦農相の関連政治団体「つくば政策研究会」(04年に解散)が、東京都港区西新橋のオフィスビルを退去後も事務所経費を計上していた問題で、赤城氏は21日、赤坂議員宿舎で報道各社の取材に応じ、事実関係を認めた上で、「会計責任者の怠慢」と自らに責任がないことを強調した。一方、領収書の公開については「法律に従ってやっている」と今まで通りの見解を繰り返し、拒否した。
会見で赤城氏は「迷惑、心配をかけてすみません」などと陳謝の言葉を口にしたものの、「私はこの団体のことを知らなかった」「(茨城県)下妻(市)に研究会を移転した際に届けを出していなかったため誤解を招いた」と釈明。さらに「架空のもの(経費計上)や(経費の)付け替えはない」と語った。
解散当時に代表だった茨城県の元町長が毎日新聞の取材に「移転したことも活動実態も全く知らなかった」と証言していることについては、「逐一活動について、采配(さいはい)を振るのが代表ではない。実質的には会計責任者が事務処理を行っていたということだと思う」と述べた。
同研究会は89年2月に設立され、西新橋のオフィスビルに事務所を置いていたが、96年8月に退去。しかし、政治資金収支報告書には解散するまでの7年間、この場所で実在するように記載。事務所費など経常経費を計1215万円計上していた。【日下部聡、古関俊樹】



赤城農相:野党が辞任要求 退去後事務所費問題で(MSN-Mainichi INTERACTIVE 2007年7月21日(土))

赤城徳彦農相の関連政治団体「つくば政策研究会」(04年に解散)が、東京都港区西新橋のオフィスビルを退去後も事務所経費を計上していた問題で、民主党菅直人代表代行は21日、「明らかに法律に反した行為だ。前の問題も合わせて、きちんと領収書を添えて説明すべきで、それができないならば、責任を取って(農相を)辞めるべきだ」と記者団に語った。
また、共産党市田忠義書記局長は「架空の事務所に事務所費を計上していたわけで大臣の職にとどまる資格はない」、社民党福島瑞穂党首は「明らかな政治資金規正法違反で言い訳のできない架空計上だ。大臣としての資格を完全に喪失した」とそれぞれ農相辞任を求めるコメントを発表。辞任しない場合は安倍晋三首相がすみやかに罷免すべきだとしている。



塩崎官房長官:事務所費1330万円使途不明…共産党指摘(MSN-Mainichi INTERACTIVE 2007年7月21日(土))

共産党志位和夫委員長は20日、仙台市で記者会見し、塩崎恭久官房長官政治団体の事務所費について、05年の計2100万円のうち約1330万円の使途が不明だと指摘し、「領収書を出して明らかにすべきだ」と批判した。同日配達された共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の日曜版(22日付)でも報じている。
志位氏は「(塩崎長官の地元である)松山市の一つの事務所を、自民党選挙区支部と個人後援会の二つの政治団体が使っている。その上で不明分がある。これはなかなか説明しがたい」と述べた。
これに対し、塩崎長官は同日夕、首相官邸で記者団に対し「私の政治資金収支は政治資金規正法に則って適正に処理されている。他の国会議員とそんなに変わった数字(金額)ではない」と反論。「政治資金収支報告はずっと公開してきたが、(参院選挙期間中の)このタイミングでどうして出てくるのか。場合によっては厳重に抗議をしたい気持ちだ」と不快感を示した。
一方、この問題について民主党小沢一郎代表は「閣僚は法律で許されているといっても、問題が指摘された以上は(領収書を)公開すべきだ。説明がどうしてもできないのであれば、職を辞する以外にないと思う」と批判した。【三沢耕平】



松岡氏事務所費は「芸者の花代」 山本副大臣 後に撤回(asahi.com 2007年7月22(日))

自殺した松岡利勝・前農水相の事務所費問題について、山本拓・農水副大臣=自民=が福井県坂井市で20日に開かれた演説会で、「芸者の花代として使った、と聞いた」などと発言していたことがわかった。その後、「話した内容は事実ではなかった」として、発言を撤回した。
演説会で山本副大臣は事務所費問題に触れ、「たいした話ではない。赤坂の芸者に行く際に、花代は領収書がもらえないんですよ。それを事務所費で払っていたという話だった」などと発言したという。山本副大臣は21日、朝日新聞の取材に「松岡さんとは昔から友だちで、若い頃一緒に遊んだ仲間。『政治とカネ』に絡んで参院選自民党に逆風が吹いているので、会場の人を和ませるために冗談を言った。まともに取られたのは心外だ」と話した。