任命権者の責任は重大

領収書と異なる郵便局記載 赤城農相の党支部報告書(共同通信 2007年8月1日(水))

赤城徳彦農相(衆院茨城1区)が代表を務める「自民党茨城県第1選挙区支部」(水戸市)の2004年分の政治資金収支報告書で、約12万円の印刷物発送費について、添付された領収書とは異なる郵便局名が記載されていることが1日、分かった。
赤城農相の事務所は「完全に間違いだ。近日中に、報告書を訂正したい」としている。
赤城農相をめぐっては、茨城県筑西市の実家を主たる事務所とする後援会事務所費の不透明さが指摘され、党支部と後援会の郵便発送料約20万円を2重計上していたことが明らかになっている。政治資金管理のずさんさがあらためて浮き彫りになった格好だ。
共同通信茨城県選挙管理委員会に情報公開請求した収支報告書によると「機関紙誌の発行事業費(宣伝事業費)」のうち「印刷物発送費」として、04年2月16日に6万5390円、2月17日に5万3120円を、水戸中央郵便局にそれぞれ支払ったと記載されている。
ところが、報告書に添付された領収書のコピーは、16日分は水戸米沢郵便局、17日分は水戸駅前郵便局が発行したものだった。