またも暴言官房副長官

「慰安婦、日本軍は関与せず」・下村官房副長官(NIKKEI NET 2007年3月25日(日))

下村博文官房副長官
従軍看護婦とか従軍記者はいたが、『従軍慰安婦』はいなかった。ただ慰安婦がいたことは事実。親が娘を売ったということはあったと思う。だが日本軍が関与していたわけではない」



暴言官房副長官がまた考えなしの発言をした。ラジオなら見つかりにくいとでも思ったのだろうか。しかも今度は、日本が関与してないと言い張るばかりか「親が娘を売った」と卑劣な責任転嫁をした。
過去にも「河野談話を見直す必要がある」と発言したりしているし、見直しを提言する「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(教科書議連)のメンバーでもある。教科書議連は政府に対し「慰安婦問題」についての再調査を要望しているのだから、下村氏のこの発言は少なくとも氏の、綿密な調査のうえでのことでなくてはスジが通らない。
政治家として政府の立場にそぐわない主張をしたいのなら、即刻官房副長官という役職を返上し、好き勝手に主張したらよい。役職には恋々として留まり続け、政府の立場と食い違う発言をしてまで世に混乱を投げかけ続けるとはどういう了見でいるのか。*1
こんな不見識で卑劣な人物をいつまでも内閣の中にのさばらしておくのを私は良しとしない。国民の血税を食い物にしている松岡、伊吹の両大臣と共に、すぐさまクビにしていただきたい。

*1:こういうのは騒乱とか騒擾とか言わないのかね、石原慎太郎