都合よく曲解

「日本軍関与せず」と表明 下村氏、慰安婦問題で(共同通信 2007年3月26日(月))

下村博文官房副長官は26日午後の記者会見で、戦時中の従軍慰安婦問題に関し「日本軍の関与はなかったと私自身は認識している」と表明した。
(中略)
下村氏は25日のラジオ番組でも「日本軍が関与していたわけではない」と指摘していた。
会見では、このラジオ発言について「個人的な発言だ」とし、政府を代表する立場での発言ではなかったことを強調する一方で「国会でも1997年に平林内閣外政審議室長(当時)が直接、間接的に軍の関与は明らかでなかったと答弁している。それに沿って私が個人的に発言した」などと述べた。



「個人的な発言」とさえ断れば何を言ってもいいと思っているらしい。今の立場にいる限り、下村なにがしと言えば政府を代表しているのだということがどうしてもわからないようだ。しかも、過去の政府答弁をねじ曲げ、自分の都合のいいように解釈する。こんな不見識な輩をどうしていつまでも「官房副長官」などという要職に就かせておくのか、まったく理解に苦しむ。
つまり、こんなモノに好き勝手なことを言わせておく、そのことそのものが、安倍氏の意向であると言うことだろう。近辺には山谷氏というこれまた教科書議連に肩入れしている人物もいることだし、安倍氏はやはり過去の見解を反故にする気満々なのだ。
とにかく、早く辞めてもらうしかない。