「テロリスト」と交友関係のあるとかいう法務大臣

コレまでに何度も同様の発言をしていたという報道もあり、たぶんリップサービスで自慢げに話していたんだろう。実に嘆かわしい。
この話が本当ならば鳩山氏はテロリストとの交友関係があることになり、「テロに屈しない」と息巻く政府とは真っ向から対立する立場ということだ。その程度のことにも思い至らずこうした発言を繰り返していたとすると、大臣などという要職にはまったくもって相応しくない人物だと言うしかない。こんな輩を閣僚にしておくなど、福田氏の任命権者としての責任は重大だ。テロリストと繋がりのある人物を閣僚に置きながら、どうして国民にテロとの戦いを説くことができようか。いかにロクデナシの集まりであるかを披瀝したことになる。


「友人の友人はアルカイダ」 鳩山法相、外国人記者らに(朝日新聞 2007年10月29日(月))

鳩山法相は29日午後、東京都内での講演でインドネシア・バリ島の爆破テロ事件に言及し、「私の友人の友人がアルカイダだ。バリ島中心部の爆破事件に絡んでおり、私は中心部は爆破するから近づかないようにとアドバイスを受けていた」と発言した。200人以上が犠牲になった02年10月の事件を事前に知っていたとも取れる内容だったが、講演後に「友人に聞いた話で、私が発生前に爆破計画を知っていたということではない」などと発言内容を訂正した。
(中略)
発言後、法相は文書でのコメントと記者会見で(1)自分も参加しているチョウ研究の国際的な愛好家グループの友人から「グループの中にアルカイダと思われる者がいて日本にも入ってきていた。爆破事件にも関与していた」という趣旨の話を聞いたことがあり、その友人の話を紹介した(2)アルカイダとされる人物はグループの1人で、グループの少なくとも1人に対して「爆破事件があるかもしれない」との事前の連絡をしたと自分は聞いている、と説明した。
そのうえで、自分はその人物と友人でもなければ面識もない▽友人の話の真偽は確認していない▽この話を聞いたのは事件の3、4カ月後のこと――などと弁明した。
釈明会見では「舌足らずで誤解を生む部分があったので明確に訂正したい」と述べた。人物が所属する組織についても「アルカイダと聞いているが、過激派グループに協力をしている人という意味かもしれない。断定的に言える状況にはなかった」と修正した。



記事にもある通りバリ島の爆破事件では200人以上が犠牲になっており、そんな背景を知らずに発言したのなら不見識の極みだし、知りながら自慢話をしたのならばまさに品性下劣そのものである。死刑制度への言及についても、亀井静香氏の指摘の通りなのかもしれないと思いたくなるというものだ。
即刻退場していただこう。