ブリヂストンタイヤ工場から出火、13人を搬送 福岡(asahi.com)

ブリヂストンタイヤ工場から出火、13人を搬送 福岡(asahi.com

20日午後2時20分ごろ、福岡県甘木市小田、「ブリヂストン甘木工場」(井上芳治工場長、従業員746人)の精練棟1階のゴム練り機付近から出火、タイヤの原料になるゴムなどが焼けた。近くで作業をしていた社員2人が背中などにやけどを負ったほか、11人が煙を吸うなどして計13人が市内の病院に運ばれた。5人が入院したが、いずれも命に別条はないという。火は約2時間半後に鎮火した。
県警の調べでは、精練棟(地上2階、地下1階)で、ミキサーにタイヤの原料になる天然ゴムなどを投入して粘土状の板に加工するゴム練り機を作動させていた際、ゴムの投入口付近から火が出て黒煙が上がったという。機械内の天然ゴムなど約530キロの原料の一部が燃えたらしい。
同工場は出火後すぐに工場全体の操業を停止した。再開時期は未定。
工場によると、火災を起こしたのは12台あるゴム練り機の1台で、96年から稼働しており、02年にオーバーホールをしていた。
火災を受け、渡辺恵夫社長は「近隣の方々に大変なご心配とご迷惑をおかけしたことは誠に遺憾。改めて防災体制につき、全社をあげて徹底的に取り組んでいく」とのコメントを出した。